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あなたは効率の良い勉強できていますか?

「本番までに覚えなきゃいけない事がいっぱいあるのに時間が無い!」

お久しぶりです!東大生Kです。

冒頭で書いた通り受験というのは時間との戦いです。僕は高2の秋から一日10時間以上勉強していましたが、それでも本番当日になってでさえ「もっとやっておきたかった,,,」と思う分野は山ほど残っていました。そんな忙しい受験生が貴重な時間を少しでも効率的に利用できるように、今日は僕が思う効率の良い勉強法を紹介したいと思います。

 

その1   出来た部分まで解き直していないか?出来なかった部分だけ解き直せ!

 これは復習の時は解けなかった設問だけを解き直せと言っているのではありません。解けなかった設問をさらに解けた部分と解けなかった部分に分解しろという意味です。

 例えば数学だと途中までは解けていたのに、場合分けをする段階でミスったみたいな事があると思います。その場合はまず模範解答に自分が間違えた部分と出来た部分がわかるように線を引いたり、丸で囲います。また問題文の横には「下線以下解き直し」や、「丸で囲ったところ解き直し」と書いておきます。そしていざ解き直す際は間違えた部分は手とかで隠しておくのですが、逆に出来ていた部分は最初から模範解答をカンニングしてしまう事で本当に出来なかった部分だけを効率よく復習できるようにしていました。

 他にも例えば社会の記述で要素A,B,Cがあるのに要素Cが書けなかった場合は、問題文の横に「A,B以外の要素は何か」と書いておくことで、復習の際は一から解答を作るのではなく、A,B以外の要素を思い出す事だけに時間を使うようにしていました。

 

その2 効率の良い復習のタイミングを知れ!

 人間の記憶には短期記憶(1時間後には忘れているような記憶)と長期記憶(何年も覚えているような記憶)の2種類があり、受験ではいかに沢山の知識を長期記憶に保管する事ができるかが鍵になります。そして記憶を長期記憶へ保管する効率の良い方法として忘却曲線(人間の記憶の忘れやすさを示したグラフ)に基づいた復習法が科学的に提唱されており、僕もそれを使っていました。その内容は、「最初の復習間隔を1日とし、正解したら復習間隔を3倍にする不正解なら1日に戻す。」というものです。例えば

今日解けなかった問題がある場合、それの復習は明日します。
明日の復習で正解したら、次は3日後に復習します。不正解なら、1日後です。
3日後の復習で正解したら、次は9日後に復習します。不正解なら、1日後です。

といった具合です。問題文の横には次は何日後に復習すれば良いのか記号などを使って書いておきましょう。

 ただしこれは単語とか復習に時間がかからないものを覚えるのにとかでは使えますが、数学の記述問題など、この方法では復習に時間がかかり過ぎるので適さない分野も一部あります。

その3 ミスノートを作ろう!

 あなたは同じミスを繰り返した事はありませんか(例えば絶対値記号が絡んだ時に符号による場合分けをするのを忘れるetc)?無いのならこの先は読まなくても大丈夫です。けど同じミスを繰り返した事があるという人はちゃんとミスの対策をしましょう。一つのミスのせいで東大に落ちた人は僕の周りだけでも数名います。

 具体的には教科ごとにミスした内容をまとめたノートを作って自分のミスの癖を把握するようにしましょう。ここには数学だと忘れがちな定理の内容や√n^2のルートを外すときはnの符号に注意するといった事、世界史だとインノケンティウス4世と3世はどっちがどっちなのかといった内容を簡潔に一行でまとめて書いていました(長くても2行)。

 そしてこれを一ヶ月に一回くらいの頻度で見返しては、自分のミスの傾向について学びましょう。僕はこれでだいぶ数学のミスが減りました。

終わりに

ここでは書きませんでしたが他にも効率の良い勉強法はいっぱいあるので是非調べて見てください(睡眠はしっかりとる、声に出して覚える、暗記科目は夜にやるetc)。勉強は質×量ですので効率の良い勉強法でどんどん勉強の質を高めていっちゃいましょう!